宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

マイ楽~♪|異人たちのルネサンス

演目が発表になった時、

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ~?? 異人たちのルネサンス?? 何ですの?、ソレ。

 

って 全然興味な~し ┐( ̄ヘ ̄)┌ だったのですが…

 

ポスター画像出て おっΣ( ̄∀ ̄) 面白そう♪ ←ポスターの役割果たしてるっ!!

 

てなりました。

私の大好物の チラシ裏

 

チラシ裏の真風(真風涼帆)のアンニュイな感じにキュンキュンします!

 

  

今回のお芝居、初日を観てきた友人から

盛り上がりに欠ける、と聞いていて なるほどね、と思った1回目。

 

なんせ10月11日は 素晴らしいお席で気もそぞろになっちゃってましたから。

 

マイ楽では冷静に観て

 

ネタバレあります、ご注意ください。

 

「パッツィ家の陰謀」とメディチ家の黄金時代を築いたロレンツォ、

ロレンツォがパトロンとなって 

多くの芸術家を支援したことなどが上手くまとめられていると思いました。

 

そしてお話の肝、

レオナルドの愛する人・カテリーナはモナリザのモデルだった…

 

カテリーナは ロレンツォ様の愛人故にレオナルドが愛してはいけない人。

レオナルドとカテリーナの忍ぶ愛がもどかしくて 胸がきゅ~んと痛みました。

 

史実では ロレンツォが芸術家を支援し、ルネサンス文化が花開いたのですけど、

お芝居では とても嫌われていて 悪役になってますw

 

この悪役っぷりが・・・キキちゃん(芹香斗亜)、巧い!!嫌味な男を好演!!

弟・ジュリアーノ(桜木みなと)にも カテリーナ(星風まどか)にも 

レオナルド(真風涼帆)にも 冷たくて隙のない男。

 

それと グイド司教(愛月ひかる)というキーパーソンを生み出された田渕先生にも拍手!!

修道院にいたカテリーナを ロレンツォ・ディ・メディチに送り込んだ張本人。

 

裏で手を回して… ジュリアーノ(桜木みなと)はよもや グイドに殺られるとは

死の直前まで露も思っていなかった事でしょう。

 

そして カテリーナまでもが…。 唯一の救いはレオナルドの腕の中で息を引き取ったこと。

 

レオナルドは 心の中のカテリーナをキャンバスの中で永遠に生きさせたのですね♪

 

一人の芸術家の生き様というより 芸術家であるがゆえの悩み、苦しみの中で

一人の女性を愛したレオナルドとルネサンス期の時代背景が興味深かったです。

 

いつものロイヤル真風ではなく カテリーナと出会って 

ピュアな愛に揺れる少年のような真風に またまたドハマリです!!

 

 

この作品のなかで好きなシーン

 

自由を諦めて かごの鳥として生きていたカテリーナに

自由に空を飛べるんだ、と勇気づけるシーンが印象的でした。

 

レオナルドを少年のころから引き取って育てた工房のヴェロッキオ親方(松風輝)と

レオナルド(真風涼帆)の同期同士のお芝居が胸にしみます。

 

ロレンツォの公証人に睨まれてる 迷惑だ、出て行け!!と心にもないことを…

迷惑を装って 実はレオナルドのためを思っての一言でした。

 

レオナルドがカテリーナをモデルに絵を描き始めたときにも工房を訪れると

ここへが帰ってくるな!と お前は職人じゃない、芸術家なんだと諭します。

 

「何か描きたいものがあるんだろ? その目を見ればわかる」

幼い頃から育ててきた 親方だからこそ、の言葉。

 

すごくじわ~っと 心に温かい思いが広がって 胸熱でした。

 

その他にも フランチェスコ・パッツィのりんきら(凛城きら)も策士として面白かったです。

敵であるはずの メディチ家の弟・ジュリアーノに耳打ちして 

そそのかして味方につけようとするところ。

 

そのジュリアーノ(桜木みなと)は兄・ロレンツォに不満を持っていたために

パッツィ家に加担しようかと 逡巡する表情がすごくいい!!

 

もったいなかったのは どんなお芝居でも重要なお役の… 

たとえば「エリザベート」なら 皇太后ゾフィを演じた、存在感抜群、

歌上手 滑舌よしのせーこちゃん(純矢ちとせ)。彼女も怖いお役でしたが

あまり出番がなくて もったいなかったです。

 

飼っていた白い鳥が逃げた、とカテリーナが落ち込んでいたのに、

あれは逃げたのではなく

「鳴き声が耳障りだったから 私が(鳥を)殺させたの」とカミングアウトするところはゾッとしました^^;

 

異人たちの ルネッサ~ンスは 芸術家グループも 枢機卿グループも軽めのお役で

出番があっても あまり重要なシーンではなくて もったいなかったなぁ~。

 

サライ役の天彩峰里ちゃんは 娘役ながら少年・サライ役、健闘してました。

 

異人たちのルネサンス、

たしかに ストーリーに大きな展開はないものの 破綻なく 私は楽しめました。

 

て、宙組公演、宙組だ、ってだけでオールオッケーにしてもいい 笑

 

お芝居の感想の続きでフィナーレについても書きたかったけど 遅くなったから また明日。

 

おやすみにゃん

 

 

おととい 高校生が大勢観に来てて 思ったんですが。

 

予習しないで観に来て、

お芝居冒頭の 愛ちゃんとローマ教皇のやりとり ちゃんと聞いてた?って心配したわw

 

あこ聞いてないと 全く背景がわからず ちっとお面白くないんですけども。

 

メディチ家は聴いたことあるだろうけど なぜ剣を交わしているのか わけわかめ?

 

ロレンツォ(芹香斗亜)がメディチ家の人ってわかってたかな?

教皇がイーモラ買収したけど メディチ家の…ややこしいから Wikipedia読んでね。

バックを知らないと

なぜ フランチェスコパッツィと敵対したのか わからないと思う。

 

斯くして、2階のB席の高校生は なんか知らんけど 舞台で戦ってたぞ、という記憶しかなく

二幕だし 幕間になにか食べてしまった子は 

睡魔に襲われて 半分寝てたんじゃないかとお察ししてます。