宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

LA LA LAND 今頃見てきました…遅っw

2017年 第89回アカデミー賞

監督賞、主演女優賞、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞、美術賞の最多6部門を受賞

ゴールデングローブ賞歴代最多7部門受賞作品。

 

観るもの全てが恋に落ちる、極上のミュージカル・エンターテイメント

すべての人を歓喜と至福の頂点へ!

 

        lalaland.jpg

 

 

LA LA LAND を ヒジョーに遅ればせながら 観てきましたw

 

 

昨年 アカデミー賞を多部門で受賞し

ブロとものコスモスさんが観てこられた記事を拝読してずっと気になってました。

 

テレビで映画のCMを観て 「観たいな~」と思ってても

宝塚や舞台観劇とランチメインで なかなか行けずorz

気がついたら終わってた、といういつものパターンで

これも見逃してました。

 

この度観るチャンスがあり 友人と一緒に観てきました。

 

ネタバレあります、ご注意ください。

 


 

無名の俳優さんと いかにも短期間で作り上げた風の

お金がかかってない映画ですw

 

テロップに 冬 春 夏 秋 冬と出るのですが

出演者、オールシーズン半袖orノースリーブ!!笑

 

Wikipedia大先生の元に聞きに行ったら

2015年の8月10日から9月中旬という 1ヶ月ちょっとという短い撮影期間。

 

日本だと ドラマのエキストラでも撮影日のドレスコード

指定されるのに (時代と季節、役どころ)

雑~ って 観てました。

 

渋滞の高速道路で ドライバーが次々に車から下りて歌い踊るシーンは

ワンテイクで撮影され、とてもワクワクします♪

一気にストーリーに引き込んでくれます。

 

女優志望のミアが 顔を売るのを目的で行ったパーティから歩いて帰る途中

1軒の店から流れてきたピアノのメロディに誘われて店に入ると…

渋滞の高速道路で思いきりクラクションを鳴らしてきた あの男が・・ピアノを弾いていました。

 

古きよきジャズを愛するセブ 夢は自分スタイルの演奏をできる店を持つこと。

現実はクリスマスソングの演奏や 自分スタイルとは違うバンドに参加・・・

自尊心は折れるばかり。

 

女優を目指すミアは オーディションに落ち続け モチベーションも下がりまくりの日々。

 

そんな二人が 互いに夢を目指して暮らす1年が描かれます。

 

パーティを抜け出して 路駐のミアの愛車(プリウス!)を探しに行くと…

高台のその場所から 美しい夕景が目の前に広がって…

 

タップシューズに履き替えたミアとセブの二人がタップを踏みながら歌います。

これが ↑チラシのシーンなんですね~

 

ちょっと飛ばしますけど この後 ミアは 先約のボーイフレンドとのディナーを中座して

セブと約束していた古い映画「理由なき反抗」を観に駆けつけます。

が、映画は途中で切れてしまい 上映中止。

 

理由なき反抗のラストは 自分たちで、と映画のようにプラネタリウム天文台)に行く二人。

 

ここのシーンが素敵です♪

 

星空の中へミアがふわり、と浮かんで…セブも一緒に浮かんで

星空のなかで ダンス~♪

 

自作の一人芝居が散々な結果に終わり 故郷に帰ったミアの元に

セブが訪ねてきます。

映画のキャスティング担当者からの朗報を携えて。

 

これ以上傷つきたくないミアだったけれど セブの車でオーディションに。

 

夢追い人の熱い思いを歌いあげるミア。

 

そして5年後

 

ミアは大女優になっていました。

セブではない夫と大渋滞に巻き込まれ 食事をしにいこうとすると

あのメロディが流れてきました、セブが弾くあの曲が。

 

吸い寄せられるように入っていくと Seb'sというネオンサイン、

そして セブが大切にしていたチェアも飾られています。

 

MCをしに出てきたセブの目がミアを捉えて・・・眼差しが交差する!

そこでおもむろにセブが弾いたのは 初めてミアと会った時に弾いていた曲

 

もしも…

あの時 邪険にせずにハグしていたら

もうひとつの人生があったかもしれない。

それが 少し紗のかかった映像で映し出されて切なくなりました。

 

本当のミュージカル映画とは少し違って 音楽やダンスの部分は限られてます。

 

が シリアスな会話の応酬が見せ場のひとつなので

ここを歌にしてしまっては ぼやけるのかな、と思ったり。

 

二人共 自分が思った「成功」を手にしているのだけれど

ちょっと寂しい気持ちになったのは

ふたりが結ばれなかったからかしらね。

 

いろいろと考えてしまって後からじわ~っとくる作品でした。