宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

噂の…ポーの一族、観てきました♪①(キャスト別感想)

      180105(3).jpg

 

ポーの一族 1月5日 13時公演を観てきました♪

 

       180105 (2)

 

 

ヅカファンの間ではポー、ポー、ポー 鳩ポーポーと

ポーの一族でTwitterなどSNSが賑やかになっているようです♪

 

萩尾望都先生の原作ファンも多く

あの「ポーの一族」の耽美な世界を具現化できるのは

宝塚をおいて他にはない!!と改めて思いました。

 

プログラムで 小池先生のご挨拶を拝読しましたら

「主人公が少年のまま、バンパネラという負の存在が

宝塚のトップスターの存在様式と折り合わなかった」ことで

宝塚で「ポーの一族」を演るという夢を封印されたそうです。

 

が! 今ここに!! 

美、神秘性、純粋さ、魔性を併せ持った 明日海りおの存在が

上演を可能にしたのですね~♪

 

小池先生は、それを「神は封印を解かれた」と表現されています。

 

みりおちゃんありき、のポーの一族。

 

いえ、みりおちゃんのみならず

アランの柚香光 シーラ夫人の仙名彩世 ほか、

どのキャストも 適材適所の配役で説得力があります!!

 

以下 ネタバレありますので ご注意ください。

 

 

◆明日海りお as エドガー

この世のものとも思えない、透明感。 

みりおちゃん、人間ですかぁ~~~??

カラコンのブルーの瞳…見つめてたら 吸い込まれると思ふ。

 

シーラ夫人と初めて出会うシーンでの可愛いことと言ったら・・・・!

スカステのお稽古場でも流れていたシーンです。

無邪気な少年の感じが 「金色の砂漠」のギィの少年時代を思い出させます。

こちらの方が 無垢で明るくて可愛いです^^

 

キングポー(一樹千尋)のエナジィをもらって バンパネラになってからは

メリーベルをどこまでも深く慈しむかと思えば

獲物?に対しては冷酷な一面も見せ

演じ分けの必要な難しいお役だと思うのですが

さすが みりお様、ぐいぐい物語世界に引き込んでくださいました。

 

◆仙名彩世 as シーラ・ポーツネル男爵夫人

ゆきちゃんの凛とした立ち姿が美しい!

伸びやかなきれいな声は 耳福~

 

エドガーの憧れの存在、という設定でも 説得力あります。

 

そんな シーラもポーツネル男爵との愛を成就するため 自分から

ポーの一族に加わる決意をします。

老ハンナからエナジーをもらって変化してからは

新鮮なエナジーの供給源である新しい仲間を求めて 

 

「男を誘惑」することにためらいも見せないのです。グイグイ行くゆきちゃん^^;

 

◆鳳月杏 as クリフォード医師

 

「誘惑された男」クリフォード、気の多い男w 女性に色目を使う角におけない男。

シーラに誘われ 餌食になるかと思いきや 

シーラを抱いた時に 脈がないことに気づき バンパネラだ!と

農具で胸を刺して消滅させます。

 

ちなつちゃんは 「はいからさんが通る」でも 青江冬星役でしたし

最近 ハンサム路線が続いていますね~♪

抜群のスタイルと キレのある身のこなしがため息モノ。

 

◆柚香光 as アラン

この作品では 主役エドガーの相手役と言った位置づけですね。

 

れいくんは 王子様系のかっこいい役も多かったけど

お人好しのダンスニー男爵@仮面のロマネスク以来

片思いのフルドリ@邪馬台国の風

など イケイケではないお役も いい感じです♪

 

今回も家庭は 経済的に恵まれてはいるけれど彼の居場所ではなく 

どこか寂しげな影のある少年(青年?)を好演♪

こういう切ない表情を見せるれいくんもいいわ。

 

エドガーとの絡みも 見てはいけない物を見ているような ^^;

妖しい雰囲気…これは れいくんでないと出せない蠱惑的な魅力。

 

プラグラムの「エドガーとアラン」のお写真のれいくんが

うっとりと 口半開きでセクスィーです  (〃∇〃) 必見!

 

引き続き、歌唱力UP 希望!!

 

◆華優希 as メリーベル

本当に「可憐」という言葉がぴったり♪

いつもピンクのドレスを身にまとい、金髪の巻き毛を揺らして

もう メリーベルそのもの。

 

私もメリーベルになりたいよ。

 

華優希ちゃんは 「はいからさんが通る」では 当時3番手の柚香光の相手役を務め

今回は トップ明日海りおとお芝居でがっつり組んで 

娘1街道驀進中、といったところでしょうか。

 

だったら お歌もう少しがんばらないとね、とヅカ師匠said

 

◆瀬戸かずや as ポーツネル男爵

トップ娘役のゆきちゃんの相手役なので出番が多く、美味しいお役。

お髭にコスチュームで ものすごい貫禄です!

 

◆水美舞斗 

ストーリーテラーを 和海しょうくんや華雅りりかちゃん、綺城ひか理ちゃんとともに演じてますが

ホテルブラックプールの場面ではお芝居の中に入ります。

 

どこにいても確かな演技と 切れのある動作で目を引きますね。

同期のれいくんが 2番手になったことで一段落、

これからは マイティが実力に見合ったお役が付くことを信じたいです。

 

◆芽吹幸奈 as 降霊術師

最初、誰かわからなかった~~~すごいメイク!

凄みがあります、さすが 降霊術師!

降霊会で ソロがありますが 本当に素晴らしい歌声、迫力。

しびれました~!

 

◆老ハンナ as 高翔みず希

さすが組長! 前回「邪馬台国の風」では 棒術使いの達人でタケヒコの師匠。

今回は女役で おおらかで包容力のある女性を。

変幻自在の演技、天晴です!

 

◆一樹千尋 as キングポー

演技にしびれました!

今までご出演の作品 どれも ずっしりと重みのある存在感。

本当に素晴らしい!

作品に厚みが増す、とは この事。

 

 

花組観劇は ワタクシ的にストレスフリーで

一番楽しめる組になりました。

 

それぞれの役で輝いている組子が織りなす舞台は

説得力があるのでぐいぐい引き込んでくれます。

 

キャスト別感想になっちゃいましたので

舞台そのものについては また明日以降に

別記事にて…