ポーの一族 1月5日 13時公演を観てきました♪
ヅカファンの間ではポー、ポー、ポー 鳩ポーポーと
ポーの一族でTwitterなどSNSが賑やかになっているようです♪
萩尾望都先生の原作ファンも多く
あの「ポーの一族」の耽美な世界を具現化できるのは
宝塚をおいて他にはない!!と改めて思いました。
プログラムで 小池先生のご挨拶を拝読しましたら
「主人公が少年のまま、バンパネラという負の存在が
宝塚のトップスターの存在様式と折り合わなかった」ことで
宝塚で「ポーの一族」を演るという夢を封印されたそうです。
が! 今ここに!!
美、神秘性、純粋さ、魔性を併せ持った 明日海りおの存在が
上演を可能にしたのですね~♪
小池先生は、それを「神は封印を解かれた」と表現されています。
みりおちゃんありき、のポーの一族。
いえ、みりおちゃんのみならず
アランの柚香光 シーラ夫人の仙名彩世 ほか、
どのキャストも 適材適所の配役で説得力があります!!
以下 ネタバレありますので ご注意ください。
◆明日海りお as エドガー
この世のものとも思えない、透明感。
みりおちゃん、人間ですかぁ~~~??
カラコンのブルーの瞳…見つめてたら 吸い込まれると思ふ。
シーラ夫人と初めて出会うシーンでの可愛いことと言ったら・・・・!
スカステのお稽古場でも流れていたシーンです。
無邪気な少年の感じが 「金色の砂漠」のギィの少年時代を思い出させます。
こちらの方が 無垢で明るくて可愛いです^^
キングポー(一樹千尋)のエナジィをもらって バンパネラになってからは
メリーベルをどこまでも深く慈しむかと思えば
獲物?に対しては冷酷な一面も見せ
演じ分けの必要な難しいお役だと思うのですが
さすが みりお様、ぐいぐい物語世界に引き込んでくださいました。
◆仙名彩世 as シーラ・ポーツネル男爵夫人
ゆきちゃんの凛とした立ち姿が美しい!
伸びやかなきれいな声は 耳福~
エドガーの憧れの存在、という設定でも 説得力あります。
そんな シーラもポーツネル男爵との愛を成就するため 自分から
ポーの一族に加わる決意をします。
老ハンナからエナジーをもらって変化してからは
新鮮なエナジーの供給源である新しい仲間を求めて
「男を誘惑」することにためらいも見せないのです。グイグイ行くゆきちゃん^^;
◆鳳月杏 as クリフォード医師
「誘惑された男」クリフォード、気の多い男w 女性に色目を使う角におけない男。
シーラに誘われ 餌食になるかと思いきや
シーラを抱いた時に 脈がないことに気づき バンパネラだ!と
農具で胸を刺して消滅させます。
ちなつちゃんは 「はいからさんが通る」でも 青江冬星役でしたし
最近 ハンサム路線が続いていますね~♪
抜群のスタイルと キレのある身のこなしがため息モノ。
◆柚香光 as アラン
この作品では 主役エドガーの相手役と言った位置づけですね。
れいくんは 王子様系のかっこいい役も多かったけど
お人好しのダンスニー男爵@仮面のロマネスク以来
片思いのフルドリ@邪馬台国の風
など イケイケではないお役も いい感じです♪
今回も家庭は 経済的に恵まれてはいるけれど彼の居場所ではなく
どこか寂しげな影のある少年(青年?)を好演♪
こういう切ない表情を見せるれいくんもいいわ。
エドガーとの絡みも 見てはいけない物を見ているような ^^;
妖しい雰囲気…これは れいくんでないと出せない蠱惑的な魅力。
プラグラムの「エドガーとアラン」のお写真のれいくんが
うっとりと 口半開きでセクスィーです (〃∇〃) 必見!
引き続き、歌唱力UP 希望!!
◆華優希 as メリーベル
本当に「可憐」という言葉がぴったり♪
いつもピンクのドレスを身にまとい、金髪の巻き毛を揺らして
もう メリーベルそのもの。
私もメリーベルになりたいよ。
華優希ちゃんは 「はいからさんが通る」では 当時3番手の柚香光の相手役を務め
今回は トップ明日海りおとお芝居でがっつり組んで
娘1街道驀進中、といったところでしょうか。
だったら お歌もう少しがんばらないとね、とヅカ師匠said
◆瀬戸かずや as ポーツネル男爵
トップ娘役のゆきちゃんの相手役なので出番が多く、美味しいお役。
お髭にコスチュームで ものすごい貫禄です!
◆水美舞斗
ストーリーテラーを 和海しょうくんや華雅りりかちゃん、綺城ひか理ちゃんとともに演じてますが
ホテルブラックプールの場面ではお芝居の中に入ります。
どこにいても確かな演技と 切れのある動作で目を引きますね。
同期のれいくんが 2番手になったことで一段落、
これからは マイティが実力に見合ったお役が付くことを信じたいです。
◆芽吹幸奈 as 降霊術師
最初、誰かわからなかった~~~すごいメイク!
凄みがあります、さすが 降霊術師!
降霊会で ソロがありますが 本当に素晴らしい歌声、迫力。
しびれました~!
◆老ハンナ as 高翔みず希
さすが組長! 前回「邪馬台国の風」では 棒術使いの達人でタケヒコの師匠。
今回は女役で おおらかで包容力のある女性を。
変幻自在の演技、天晴です!
◆一樹千尋 as キングポー
演技にしびれました!
今までご出演の作品 どれも ずっしりと重みのある存在感。
本当に素晴らしい!
作品に厚みが増す、とは この事。
花組観劇は ワタクシ的にストレスフリーで
一番楽しめる組になりました。
それぞれの役で輝いている組子が織りなす舞台は
説得力があるのでぐいぐい引き込んでくれます。
キャスト別感想になっちゃいましたので
舞台そのものについては また明日以降に
別記事にて…