ダンサーで鳴らす朝夏まなと 退団公演 クラシカルビジューを観てきました。
私見語ってます。未見の方は閲覧禁止です。
私のドンヨリめの感想など気になさらず真っ白な心で楽しんできてください。
自分用の記録のため 取り敢えず思いついたことを書き留めてます。
まぁ様の最後の公演だし きっと組全体がすんごい盛り上がりなんだろうと思ってたけど
思ったほどでもなかった。
っていうか、組子のまぁ様への熱い思いはあるのに
それをうまく「演出」で観せてもらえなかった、というべきか。
事前に 「お芝居もショーも微妙」という感想を聞いていたので
あ、こういうことね、と納得。
観終わった後も 興奮状態でいつまでも胸のドキドキが止まらない事もあるし
何度も何度も 好きな場面を反芻してしまったり
頭の中に テーマ曲が鳴り続けてとまらなかったり
ここが一番好き！！っていうシーンがあったりするのに
今回は、ショーも さら～～～っと 終わっちゃいました。
Dramatic”S”!
絆、絆の合言葉で 組子を強い絆で結んだちぎちゃん（早霧せいな）。
居並ぶ組子ひとりひとりと、別れの挨拶を交わす場面が
最高に泣ける サヨナラ公演ならではのシーンでした。
クラシカルビジューにもあることあるんですけどね、別れのシーン。
まぁ様が肩を組んだり まぁ様と組子が何人かずつで絡む場面が。
なんかあっさり。
これが中詰めかな？とか ここが さよならのシーン？って
いちいち考えてしまう。
感動的なショーって そんなこと考える余地などなく
ただただ 舞台に釘付けで 没頭したまま幕が下りる。
ふゎ～～～終わったー、よかった～～～（泣）って
席から立ち上がれないこともあるくらいだけど。
今また、記事をUPするために ペラペラとプログラムのページを繰っても
浮かび上がってくるものがないんです。
VIVA! FESTA! （演出・中村暁）の方が 100倍良かったよ！
組が一つになって盛り上がって 本当に楽しかった！！
「ソーラン ソーラン！！ ソーラン、宙組ぃ～～！！」
思い出しただけで興奮が蘇ってワクワクします。
あの客席降りね、劇場内がひとつに盛り上がりましたね～～♪
稲葉先生は 「客席降りをしない」というポリシーをお持ちなので
余程のことがないと客席降りありません。（全ツはありますが）
今回も トップと2番手が5列目ぐらいまで下りてくれるだけ。
組子がサーッと下りてきて 通路で笑顔振りまいてくれるだけで
どれだけ 客席の気持ちが華やいで盛り上がることか！
客を楽しませる、それこそが エンターテイメントじゃないの？と思うんですけどね。
ポリシーとは！ 恐れ入りましたっ
組子のパワーを感じるシーンが無かったのが残念ポイントのひとつ。
花組「Sante!!」で言えば 第7章 スー・ポワ（土の香り）
音くり寿ちゃんが レクイエムを歌うところ、ね。
としちゃん（宇月颯）が歌っている所。
ひとりひとりのパワーで 組が成り立っているんだ、っていう感動ポイントだと思うのですが。
フィナーレのクライマックスの目玉のデュエットダンスがないのも
なんだか 忘れ物をした気になる。物足りない。
宝塚の ショーだかレビューだかは ← 違いがあまり分かってない 
大階段の黒燕尾とデュエットダンスはお約束でしょ？
お約束、ひとつ破られちゃったの。
だから 不満なの。
お餞別に 伶美うららちゃんにデュエットダンスのチャンスをあげても良かったんじゃない？
番手無視を許したりすくせに へんなとこ一線を譲らない歌劇団です。
「一線は越えてません。」ってか？
まぁ様の長い手足を活かした 黒燕尾は凛とした立ち姿が美しくて
ジュピターの曲が 心の琴線を震わせて 最高に素敵なシーンです！
このお姿をもう観れなくなると思うと
ものすごく大きなものを失うんじゃないか、という不安が押し寄せてきます。
しっかりと目に焼き付けたいと思ってます！！
唯一印象に残っているシーンが「神秘」
まぁまか（朝夏まなと・真風涼帆）が二人で踊るシーンです。
セリ下がっていく時に余韻が残りました…
宝塚のショー（or レビュー）は お芝居がどんなに駄作でも
楽しかった！！と満たされた気持ちで家路につくことができるのですが
今回は お芝居もショーも ぼちぼちでんな。for me!!
お芝居 上田久美子先生作！
ショー さよなら仕様で泣ける場面あり、ダンサーまぁ様を堪能できる！
と期待してたけど 
あらら…でした。
今回、私の斜め前の席、私と0番の立ち位置の間に
小山のように大きい男性が座っておられて…
真ん中がちょうど見えない 
私の視界の20%が その男性で遮られる、しかも一番観たい所がっ！！
もうこの席 8300円の価値なかった。残念！！
ま、この、観えないよぅ～～（泣）のいらいらがなければ もっと楽しめたのかも知れません。
念のため 申し添えます。
