今日は、京都まで足を伸ばして
オペレッタ 「こうもり」を観てきました。
会場は 京都文化博物館 別館
歴史的建造物が好きなのでワクワク♪
ちょいと 大阪の中央公会堂に似てます、あちらは1918年竣工、
この旧日銀は 1906年竣工です。
中の様子。 ↓
もと銀行だったので 音響のことなど考えて作られてないので
音が拡散していく感じ。
ピンマイクも 集音マイクもないので 演者が 反対側を向いてセリフを言えば
何を言っているのか 聞き取りにくかったです。
さて~ なぜ オペレッタ「こうもり」を観に行ったかというと
以前 宝塚星組で上演した「こうもり」をみたのですが
なんか 「これは オペレッタ『こうもり』じゃない!」と感じて。
本当の オペレッタ「こうもり」を観たかったのです。
星組の「こうもり」は 面白いと言えば面白いと言えるのかも知れないけど
笑わせてやろう、という 鼻息フンフンが伝わってきて ←私見です
かえってクールに観てしまいました。
汝鳥伶さんの研究室も 取ってつけた感があって
なにこれ?
役を増やすためには仕方なかったのでしょうが。
大劇場で上演するには 向いてない作品かも。
やはり オペレッタ「メリー・ウィドウ」のようにドラマシティぐらいの箱がちょうどいいね。
さて。
生オケで ハープ奏者もいて 私達の側にはティンパニがあり
迫力満点でした。
今回はセミステージ形式、と券面に明記されていて
どんなステージか、というと 舞台セットがほとんど無くて(イスぐらい)
衣装は着用して 登場されます。
オペレッタは 声楽家 オーケストラ 合唱団で構成されているらしく
両サイドに 合唱団もいらっしゃいました。
今日観た公演では 主人公は ロザリンデのようでした。
聞かせどころもいっぱいで 声の伸びや声量もさすがで貫禄がありました。
私の観方かもしれませんが 今日はアデーレも見せ場がありました。
アインシュタインのお歌は あまり印象に残らず
ファルケ博士の声がすごいパワフルで私は好きでした。
オルロフスキーを女性が演じておられて
赤い軍服に 白いパンツ 黒のブーツで
まるで 宝塚男役のようでした。
ロシアの皇太子役、エリザベートの皇太子 ルドルフもいけそう^^
ソロが何曲かあり 宝塚のオルロフスキー(星条海斗)とは全く違う
クールで なかなか笑わない公爵でした。
刑務所長のフランクと アイゼンシュタインは
ふたりとも フランス人になりすましているために
フランス語での会話に四苦八苦するところが面白く
客席一同 笑!!
アデーレの姉のイーダ (宝塚では妹)
弁護士のブリントのお二人は お歌なし。
執事のアルフレードは 出番少ないもののお歌ありで
ロザリンデと歌っていました。
今日の皆さんのオペレッタ「こうもり」の歌唱は素晴らしかった!
でも 演技は、というと メリハリに欠けるというか
見せ方が弱いというか…
すす~っと 流れていってしまって もったいなかったです。
声楽を学ばれた方と そうでない方
役作りをしっかりしている宝塚と そうでない方
それぞれの持ち味の違いを痛感した「こうもり」でした。