阿弖流為 ATERUI 7月19日15時公演 観てきました。
今日は5列上手だったのですが 私達の後ろのシート3列
ずらりと空いているではありませんか…
水曜日で宝塚歌劇団、お休みなので もしや??
綾月せり、七海ひろき、大輝真琴…はじめ、若手多数!!
そして最前列センターに 紅ゆずる、綺咲愛里。
私の後方が生徒席だったので たくさん視線頂けて(私に、ではないけど)
なんだか すごく楽しかったです!
DVD撮り 入ってました。
阿弖流為…こんなに泣かされるとは!
すごい感動作!!
映像もいい! 音楽もいい!! ダンスもいい!!!
そして何より
主演の礼真琴&阿弖流為チーム、最高!! ヽ(´∇`)ノ
もう 何から書き始めていいかわからない。
たくさん、たくさん 一度に出そうとして 瓶の口が詰まっちゃった感じです。
スカイステージの初日映像では 最初のところは映らなかったけど
最初は 巫女たちの舞のシーンから。
巫女たちが踊りを捧げる神は 大和朝廷の神ではない、と
巫女の長・和我女は 斬り殺されてしまいました
和我女は鮮麻呂(壱城あずさ)妻、鮮麻呂の中に復讐の火が灯ったのですね…
大きなLEDのパネルには 「阿」「弖」「流」「為」の文字 (篆書体が趣ありますね♪)
主要な登場人物が登場の際は 名前と読み仮名が出てわかりやすいです。
炎や雪、青空や雲、森や日高見川、
母礼の策で 上流から流木を流して朝廷軍の船隊を沈める様や
野を埋める何万人もの朝廷軍などが映し出されて
舞台が ある時は蝦夷の土地(森の中や伊治城など)
ある時は 大和朝廷、ある時は滝行の場、
馬が駆けていく所と 落馬した映像が実際の演技につながっていくのもいい!
どんな場所もリアルに出現させて、臨場感たっぷり!
しかも 本を読んでいてよくわからなかった 東和や黒石などの
地名が 地図と共に映し出されて なるほど~と分かりやすかったです。
大道具さんが大工仕事で作ったセットが良くて
二次元(パネル)は やすっぽくて ダメって方もいらっしゃるかしら?
まこっちゃん(礼真琴)が 映像の中の敵と戦うところ、迫力ありました!!
刀の動きで 画面に軌跡が描かれ シャキーンという
刃音もぴったりと合って気持ちいい!
「一夢庵風流記 前田慶次」でもこういうシーンがありましたね。
大野先生…というか 映像担当 九頭竜ちあきさん? Good job!
茂みの中に 黒い影、何者!!っていうところも 映像ならではの面白さでした。
あ、LEDパネルだけでこんなに語ってしまった…^^;
幕開きの蝦夷の男役の群舞が 躍動感にあふれていて
ずっと観ていたかったです! (振り付け 平澤智)
髪が長いのと 衣装がバサバサして踊りにくそうではありますが ^^;
何と言っても全編 組子の顔が イキイキしてて、やる気漲ってて
本当に観ていて楽しいです!! 熱気伝わって来ました!!
侵攻していった朝廷軍を食い止めるために
蝦夷の伊治公鮮麻呂は、朝廷に与し、官位も授かっていました。
子供の頃 鮮麻呂を尊敬していた阿弖流為は そんな鮮麻呂を裏切り者になり下がったと
軽蔑していたのですが
実は 官位を授かり 朝廷の服を着るのは 仮の姿、
味方をまで欺いて 用心深い紀広純を討つ機会を窺っていたのでした。
長い長い間、屈辱に耐え 鮮麻呂は朝廷の紀広純を亡き者にしたのでした…
阿弖流為チームの中では組長(桓武天皇役)に次いで上級生のしーらん(壱城あずさ)が
鮮麻呂としてすばらしい働きをしてました!
鮮麻呂が、自分一人が罪を被って 石礫を投げられ
罵声を浴びせられても 荷車の上で 蝦夷の未来を思って語るところは
しーらんも涙 涙の大熱演、
客席も涙なくしては観れない 心震えた一幕でした…
ふーーーーっ。
黒石の里で 母礼と妹の佳奈に会った阿弖流為。
原作と違うところは 佳奈が未亡人だったこと、亡き夫の弟 菟穂名(うほな 天彩峰里)と
暮らしているというところ。
そして 佳奈と菟穂名を都に連れて行くところ。
都の祭りで 蝦夷出身者が責められているのをみて黙ってはおれず
都の人たちに襲われた菟穂名は命を落としてしまいます。
同じ人間でありながら 鬼か獣のように言われ、蔑まれた阿弖流為たちは
蝦夷の誇りをかけて 闘おうと 決意します。
ここの蝦夷の盛り上がりが熱く 胸を打ちます。
阿弖流為を中心に 心がひとつになっていく様は
いつか星組のリーダーとなる礼真琴自身と重なって さらに胸熱。
もう涙が止まらない!!
周辺のお席からも 鼻グスグス…
一幕の終わりは 阿弖流為と佳奈が抱き合って…
阿弖流為にピンスポットが当たった時の まこっちゃんの眼力のすごさに
吸い込まれそうでした。
蝦夷を守る、という固い決意を 熱い思いを客席にいた皆に届いたと思います。
わ。やっと一幕おわりか。
二幕は
紀広純を討たれ、紀古佐美も追い返された朝廷は
本気出してきた。
緊迫の同期対決も見ものですね~。
10万もの兵を送ってくるという噂に…
「母礼殿が策を考えて、」 母礼「無い!」
一同「え~~~~!」 爆
笑いも随所にありましたよ♪
朝廷と密かに結んで抜け駆けしようとした 諸絞(もろしま 音咲いつき)も
阿弖流為たちと共に戦おうと 謝罪に訪れました。
諸絞は 朝廷軍に顔を知られているため
「諸絞は死んだ」ことにして、ニセモノの遺体を運んで朝廷軍を欺き
阿弖流為軍に加わりました。
ここ 原作読んでないとわかりにくいかも??
阿弖流為は 犠牲者を極力少なくするため
側近のものだけを連れて 朝廷と戦い、
全員 刀を置け、と命じて 降伏します。
そして 自分と母礼だけが責任を取り
後の 蝦夷の長たちを許してもらうよう取り計らったのです。
かつて 鮮麻呂殿が全うしたのと同じように 阿弖流為もまた
蝦夷の未来のために 自分ひとりが責任をとる道を選びました。
そして 坂上田村麻呂が お上に
「阿弖流為は これからの蝦夷をまとめていく素晴らしい人材だ」、と
命乞いをしてくれた、というくだりにも泣けました…
フィナーレのショーも素晴らしく
なんだか 哀しいわけでもないのに 涙が流れたのは…
舞台から流れ出る熱い思いに触れたからではないか、と思っています。
全然書き足りないので キャストについては 明日語ります。
では…