本日2回目の更新。
やっと 木曜日の「邪馬台国の風」観劇の感想ですっ!!
初日の、暗転多い、眠い ツィートでケチが付いてしまった感のある今公演ですが。
私が眠くならないのは 「見どころのある花組生を見ている」からだと思います。
目が二つじゃ足りなくて すごく忙しいのです!
フランス革命もうお腹いっぱい No Thank you、ですから
宝塚にしては珍しい時代を題材にしているので興味津津ですしね♪
しかーーーし!眠くなるのも 頷けます。
友人と話してたのですが ストーリーが平坦。
せっかくの見せ場になるはずのところも さら~~っと流れていくのがもったいない。
「それにしてもよく人が死ぬ。
ことさら死にまみれた終盤10分の破壊力は半端なく、
ヤマ場になりそうな場面が粗製されるばかり。
肝心のヒミコも妙に線が細く、人物像が掘り下げられていないので
輪郭すら浮かび上がらない」
記事より抜粋
さらに 「最後まで1800年前の古代ロマンあふれる風は吹かず。
痛恨の1作」
記事より抜粋
ひぇ~~~ 手厳しい!!
エッジのきいた劇評は さすが谷辺晃子さん。
まぁ。 盛り込みすぎ?
いろんな生徒に場面を与えたが為に
大切な所を 濃く描く時間がなかったのかな?と思います。
ダンスシーンも結構多いので 尺を取ってしまったのでしょうか?
幕開けの勇壮な 邪馬台狗奴の兵たちのダンス、大好きです!!
マイティ(水美舞斗)を中心に 棒を使った踊りも見もの!!
あ、マイティ! 2016年度 年度賞新人賞受賞おめでとうございます!!
それと、踊れ~~~歌え~~~と村人たちの踊りも楽しいですね♪
前の観劇時にも書いたのですが
仲間たちの片思いドミノ倒しはいるんでしょうか??
トヨ→ フルドリ→ イサカ→ タケヒコ
ストーリーの本題と全く関係ないので これいる??って思ったシーンです。
友情が タケヒコを救うことになるので 仲間たちが登場するのはわかるんですけどね~
私が記事に同感な部分は、
「ヤマ場になりそうな場面が粗製される」というところです。
ココは見せ場でしょう?と思うところも えっ?? ( ゚д゚)ポカーン
タケヒコをヒミコの寝所に行かせて ヒミコを女王の座から引きずり降ろそうと
ヤマタイ王の娘アケヒ(花野じゅりあ)が奴王(瀬戸かずや)に入れ知恵をする所。
下手袖のところで (  ̄ノ∇ ̄) ̄ー ̄)ヒソヒソ 耳打ち。
そこで 悪巧みを聞いた奴王が一言、
「なるほど!」とか「お主も悪よのう」ぐらいのことを言えばいいのですが
奴王が 無言でスッと袖に捌けていくので 一瞬よそ見をしてたら あれ?ってなると思います。
タケヒコがヒミコの寝所に忍び込む所。
これって、大変なことなんですよね。
アケヒの手引があったとは言え、男性のタケヒコが 女王の閨に入るなど
ハラハラドキドキの場面をくぐり抜けて ようやくたどり着いたはず。
そのプロセスを描かず いきなり現れた「唐突感」orz
アケヒとカヌハの悪巧み
タケヒコがくがたきの儀式で 神のご加護を得たことを
悔しがるアケヒと侍女のカヌハは 邪馬台国の宿敵
狗奴王ヒミクコ(星条海斗)の元へ行こうと話しています。
それを聞いてしまった フルヒ(桜咲彩花)のセリフは…
「アケヒ様・・・」
えっ?? それだけ?
「・・・」の部分に アケヒに対する猜疑心やら 行いに対する疑問やら
込められていると思うのですが
「・・・」だけでは 伝わりにくい。 特に舞台ではね~
タケヒコが ヒミコに会いたい一心で 危険を犯してまで
いけないこととは知りながら
「自分の心に抗えず 来てしまった」、と言うところは
ヒミコへの愛の大きさを示す ドラマティックなヤマ場となりうるのに
さら~っと流された ^^;
あ~~ もったいない。
新聞記事にある
「肝心のヒミコも妙に線が細く、人物像が掘り下げられていないので
輪郭すら浮かび上がらない」 という部分は 私も感じました。
今回 ゆきちゃん(仙名彩世)のトップ娘役お披露目でもあるのに
イマイチ 存在感が薄いお役なんですもの。
「女王ヒミコ」という 歴史上の超有名人物なんだけど…
迫力に欠けるというご意見は否定できません
まだ 女王になりたてのヒミコを描いたのだから仕方ないのかもしれませんが。
邪馬台国の風では
勇壮な戦闘シーンの音楽、 狗奴国のテーマ曲?
タケヒコやフルドリが歌う愛の歌、どの曲も大好きです!!
村人たちの舞の歌などは
ふとした瞬間に浮かんできて 口ずさんでしまう
日本人に耳慣れたメロディです♪
【備忘録】 裏方が気になるタイプです^^
音楽:
西村耕次
鞍富真一
森本友紀
振り付け:
北浜竜也
衣装:
加藤真美
演出助手:
樫畑亜依子
朝日新聞に「痛恨」とまで書かれてしまったなら
東京公演にはかなりの手直しが入るのかも?
宙組のVIVA!FESTA!が大好評だった 中村暁先生。
邪馬台国の風は…ちょっと苦戦、かな?