ちぎちゃん(早霧せいな)はじめ、退団者の皆様
宝塚大劇場 ご卒業おめでとうございます。
おなじみの顔ぶれが もう観れないのが寂しいです。
毎回 思うことですが。
幕末太陽傳、1回目は とても楽しく 和物コメディを楽しみました。
5月17日木曜日 11時公演 ブロ友さんにお誘い頂いて、
幕末太陽傳 2回目観てきました。
1回目に観た時は、面白くて楽しくて
さすがお芝居巧者 ちぎみゆ(早霧せいな 咲妃みゆ)の
ラストに相応しい…と思ったのですが、
今回の印象は あまりの軽さに 退団公演、これでいいのか?と少し
物足りなさを感じました。退団公演色薄い~。
(…という事は 再演される可能性もありますね。)
ま、「サヨナラ公演は駄作が多い」と言われている中、
(駄作でも退団だから 客は入る、とテキトーに作っているのかと疑ってしまう)
幕末太陽傳は 面白くて いい作品だけど
最後の作品がコレ?ってちょっと疑問でした。
ラストで、佐平次とおそめが 新天地・亜米利加国に
手に手を取って 旅立っていくところが 唯一さよならっぽいところでした。
銀橋から下手花道へと捌けて幕。
というか、
銀橋に出たところで もうスルスルと幕が下りてきて あっけない幕切れ。
舞台に居並ぶ組子と 銀橋に立つトップスターが対峙するという
満たされなさを感じてしまいました。
フランキー堺主演の映画の舞台化は、
演出の小柳奈穂子先生の強い思いで実現したようです。
トップスターに就任以降 次から次へとヒット作に恵まれたちぎちゃん。
そのちぎちゃんの 宝塚人生の最後がこの作品って…
どうなんだろ?
今日「ステージ・ドア#8」で雪組幕末太陽傳/Dramatic”S”!を取り上げていました。
裏方仕事を観るのが大好きだから 「ステージ・ドア」は見逃さない!
セットのし掛けを観るのも楽しく
小道具担当の方は 私の好きな食品サンプルを作っておられました。(遊郭のお膳)
演出家トークで 小柳先生は、サヨナラ公演だからって しんみりした作品にする必要なない、と。
ちぎちゃんには底抜けに明るい佐平次のキャラが合っている、って。
確かに♪
そして このお役は ちぎちゃんしかできない。 (むむ?再演無理??)
ちぎちゃんからのリクエスト。
「たくさんの組子を出して欲しい」と言われて
いろんな組子を登場させたとのこと。
雪組には個性豊かな組子さんがたくさんいるので…。
そう言われてみれば、これがちぎちゃん率いる雪組らしいのかも、と
放送を観て思いなおしました。
舞台では 明るく さらりと演ってのけるちぎちゃんでも
そこへ至るまでに 繊細に緻密に計算してるような気がします。
お芝居もお歌もすごく心をつかみにくる 咲妃みゆちゃんと
いいコンビでしたね~♪
ステージ・ドアでは ショーの方も振り付けなど映っていました。
初めて デュエットダンスの振りをつけるところを観て
興味深かったです。
あの ため息が出るような、流れるようにしなやかなデュエットダンスも
顔や腕の角度を調節しながら 1234、2234‥とカウントしながら
振り付けするんですね。
皆さんの努力のお陰で 客席はうっとりと夢を観る。
本当に 幸せな時間をありがとう、といつも思ってます!!
退団者の皆様の 人生の第二幕も輝き続けられますように♪