ちえちゃんの初 ストレートプレイにして
かの シェイクスピアの喜劇 お気に召すまま
喜劇だから 面白いに決まってますよね!
で、演出がブロードウェイの鬼才マイケル・メイヤーさん。
原作がしっかりしていると それだけで6割方成功すると思うのですが
さらに 演出が鬼才と謳われたメイヤーさんだから 面白いとは思ってたけど
時代背景と言うか 設定が 1970年アメリカ
しかも、 アーデンの森を
ヒッピーのコミューン・ヘイト・アシュベリーに置き換えたというので
ヒッピーと言えば ゲバゲバ90分の
アッと驚く為五郎~♪の ハナ肇さん、あんな感じ。(古っ! 汗)
チラシの男性陣もロン毛のセンターパーツで、なんだかな~でしたが
幕を開けてみれば、サイケな色使いのケバい舞台装置(松井るみ作)も
ヒッピーファッションも全く気にならず。
幕開けからグイグイ 引き込まれて 本当に楽しかったです。
以下 ネタバレあります、ご注意ください。
幕開け
オーランドー(ジュリアン)が 兄オリバー(横田栄司)から虐げられているという場面。
ものすごい声量と迫力のある演技の横田栄司さん 悪辣ぶりが半端ない。
弟が憎くてたまらない感情がほとばしってました!
それだけに ジュリアンasオーランドーのイノセントな感じが引き立ちます♪
公爵を追放した、悪・フレデリックの娘 シーリア(マイコ)と ちえちゃん(柚希礼音)asロザリンド
ふたりが キャッキャしながら 女子全開で登場するところが本当に可愛い♪
ちえちゃん かなり明るい金髪ショート、でもこんなアメリカ娘いる、いる!
アメリカのドラマに出てきそう♪
白丸襟のスカイブルーのミニワンピースに…
私も小学校の低学年で卒業した 「白タイツ」着用 ( *´艸`)
サテンの白手袋て…セレブ女子??
従姉妹のシーリアも白タイツ( *´艸`) にサーモンピンクのワンピに同色のお帽子。
シーリアの父 悪フレデリック主催のボクシング大会で
オリバーの手下の屈強、負け無しのチャールズが
オリバーの血を分けた弟のオーランドーをボコボコにするはずが…
そして 試合を見守っていたロザリンドと
見つめ合い… 見つめ愛 Yes,fall in love
オーランドーを意識して ちょっと肩に力が入るロザリンドが可愛い♪
ちえちゃんのおどけたお芝居に笑っちゃいました。
そこで フレデリック叔父の逆鱗に触れ 追放されてしまう…
本当の姿を隠して ロザリンドは男装しギャニミードと名乗ります。
ハイっ、ここから いつものちえちゃんな感じ。
でも コメディだから いつもの男役とは違う
女子が男の子を演じてます、っていう
宝塚みたいだけど ちょっと違う、ややこしいけど、上手く演じてたよ!!
オーランドーの恋の告白の練習台を買って出るのも面白くて
オーランドーがロザリンドへの愛を口にするたびに
内心むひむひ喜んでにやけるギャニミードのちえちゃんが可愛いですっ♪
大きなクッションを使ってのシーンも面白くてたくさん笑いました。
ちえファン仲間のmさんにLINEで教えていただいたのですが
「大胸筋」笑のところ アドリブなんですね~
もう1回観たいけど もう日がないから諦め~
大阪日程短いもの。グスッ…
オーランドーの悪い兄オリバーが改心したのですが
改心した理由を説明する 一人芝居がもう面白すぎて!!最高です!
外の舞台を観ると 皆さん発声&声量がすごい、
滑舌がいいから セリフがわかりやすい♪
これぞ、舞台役者!
横田栄司さん 橋本さとしさん もう声だけでご飯三杯食べれそうなほど良いお声♪
惚れ惚れ
芋洗坂係長も 最近舞台でご活躍…と思ってぐぐったら
お笑い芸人というのも一つの顔だったんですね、知らなかった~~~
そうそう、安蘭けい主演「王家に捧ぐ歌」以来 注目していた伊礼彼方くん
今回は アミアンズという 森の歌手の役どころ。
声量があってよかったけど・・・お芝居も観たかったな~。
え~と いきなりまとめに入りますが…w
最後に、悪人は皆改心して いい人に
ロザリンドのアイデアで 全ての問題が一挙に解決♪
そして ロザリンドとオーランドー、 改心したオリバーと従姉妹のシーリア、
森のオードリーと芋洗坂係長じゃなかった タッチストーン、
羊飼いシルヴィアスとフィービー。
4組のカップルが結ばれて めでたしめでたしの大団円!
ちえちゃんのウェディングドレスも新鮮でした。
たくさん笑って、happyend スッキリ!
最後にちえちゃんのお歌があるのですね~~
男の子な私も 女の子な私も楽しんでね、っていうちえちゃんにぴったりの歌。
思えば このお気に召すまま、ちえちゃんにぴったりだわ。
ストプレで ちえちゃんの一番の魅力のダンスもないけど
宝塚退団後に 少しずつ女優さんらしくなっていく
そのプロセスとしてちょうどいい作品に出会ったな、と思いました。
帰ってからググれば、
マイケル・メイヤーさん、
「8年前に来日した際に、東宝からシェイクスピアを演出しないかと言われ」た、とのこと。
その時 すでにちえちゃん退団後の作品に、と決まっては無かったとは思いますが
ちえちゃん、すごい人達とのご縁で 素晴らしい作品に出会えて本当に幸せですね~♪
バイオハザードから お気に召すまま、そして BILLY ELLIOTへと
女性化も進んでいきそうです。
でもとても自然で受け入れやすいです♪
ちえちゃんのクールな表情のグラビアのスティル写真より
happy songを明るく歌い踊るちえちゃんのタマホームのCMの方が
よほど私の心を捉えるのです。
身のこなしが素敵で 切れのあるダンスがかっこいいちえちゃんだから
これからも コンサートでもご活躍期待しております!
カテコ3回で 出演者に惜しみなく温かい拍手が 送られました。
楽しかった~~!
劇場で ちえファンブロガーのyさんと お手振り確認♪
台湾公演からお仲間のmさんとご挨拶。
ちえファンのお仲間が ドラマシティに集っていて! うれしいねぇ♪
◆関連メディアリンク
ブロードウェイの鬼才マイケル・メイヤー来日!日本初演出作品は『お気に召すまま』に決定
(2016年2月25日 エキサイトニュース)
アメリカのヒッピームーブメントを時代設定にした シェイクスピアの「お気に召すまま」が幕を開ける!
(ぴあ関西版WEB 2017年1月1日)
◆梅田芸術劇場