宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

「グランドホテル」 観劇感想~♪

月組トップお披露目公演

グランドホテル 観てきました。

たまきち、トップお披露目 おめでとうございます!!

目元キリリでカッコイイのに 斜め上からの撮影で

丸顔というか寸詰まりな感じに写ってしまっててもったいない表紙写真です。

私見語っておりますので 他人の感想が受け入れられない方は

読まないでくださいね!!

苦情

トップお披露目公演にして めでたいお正月公演に

借金まみれの男爵と 引退間際のバレリーナ、余命幾ばくもない会計士

と、登場人物の設定が辛気臭いんですけど?

しかも シンプルすぎる舞台装置。

日本屈指の舞台装置を有する 宝塚大劇場

盆もセリも使わないなんて、もったいない!

他の小劇場向きだね、と友人と話しておりました。

登場人物だって Wikipediaには 8人しか載ってない。

宝塚では ホテルマンや 電話交換手 地下の労働者などモブ増やしてるけど。

80人近い組子がいるのに使いきれてない。

人の使い方も、もったいない~~~!!

殆どの組子が舞台上に並んだイスに腰掛けて 観~て~る~だ~け~!!

昨年末に観た 宙組の「双頭の鷲」みたい。

海外作品て こういう感じなのかしら?

ブロードウェイの作品は 小劇場で少人数で演るから 宝塚には向いてないのでは?

地方の小劇場から始まって 客入りが良くなってきたら

いざブロードウェイへ、とやってくる感じだから、

最初から舞台にお金かけてなかったりします。

マンマ・ミーアだって セット裏表で使ってるだけですしね。

ブロードウェイ作品は「大劇場」で上演するには規模小さいよ。

前置き長いけど

グランドホテル、宝塚大劇場のトップお披露目公演でするにふさわしい演目か?

とかなり疑問視しておりました。

まぁ 劇団としたら 何か思惑があるんでしょうけど。

で、あまり期待せずに臨みました。

舞台は たまきち(珠城りょう)の端正な佇まい、

正統派男役な感じがよくでていました 

がっ!! 

もともと たまきちのお役、ガイゲルン男爵は主役ではないので

やはり 本当の主役 オットーを演じたみやちゃん(美弥るりか)の印象が強い。

たまきちのお披露目なのに印象に残ってるのは…

★引退興行中のバレリーナ グルシンスカヤ

ちゃぴ(愛希れいか)の存在感がすごすぎる!

大絶賛です!!! 

ちゃぴは 相手役さんを食っちゃうぐらい 実力と勢いのある娘役さん。

男役から 娘役に転向した時は 

まさかここまで進化する、とは思ってなかったわ。

友人に聞いたのですが

演出のトミー・チューン氏が ちゃぴならアメリカでやっていける

もっと成長できる、と太鼓判を押されたとか…すごい!!

そう言えば トム・サザーランドさんが 映像資料でみっちゃん(北翔海莉)を観て

ぜひ一緒に舞台をつくりたい、と思って実現したのが

今秋の「パジャマ・ゲーム」。

ほら、ほら、映像ですごいと思わせるなんて余程ですよ~

グローバルに活躍されている演出家の目に留まる、

お墨付きをもらえる役者さんというのは 

宝塚の生徒のなかでも 特に秀でた生徒さんということですね。

ちゃぴの舞台におけるパフォーマンス、全てが大好きだから

お話聞いて すごく嬉しかったです!

1789のマリーアントワネットの演技がすごく好きで

特におランプに暇を出す時の 台詞回しが貫禄と包容力を感じさせて良かった。

今日も随分年下の男 ガイゲルン男爵にかける言葉が

往年のプリマ、っていう貫禄が出ていて良かったです。

そんな年下の若者との一夜の恋に浮かれるところが可愛くて…

今まで もう踊れない、と言っていたのに もう一度踊るわ、と。

男爵への愛がグルシンスカヤの心を動かしたんですね~

そんな2人が恋に落ちる場面が素敵です。

幾度もちゃぴにスポットが当たり

バックシャンなちゃぴの後ろ姿が本当に美しくて…

チュチュにトウシューズというまさにバレリーナなちゃぴも見どころ。

実際に舞台でトウシューズをつけてパドブレ

美しい~~~!

長っ 汗

★重病を患った会計士 オットー

みやちゃん演じるオットーは本当に消え入りそうなんです。

なんだか 同情してしまう儚げな感じで 上手い!

声にも力がなくて…

なんでこの病身のオットーが主役だったんだろう?って思います。

みやちゃんの演技には 目を引きつける何かがあって

見入ってしまうのです。

笑わせる場面もあり 2番手としても目立っていたし

みやちゃんが 憧れていた 涼風真世さんの演じられたお役を

今またみやちゃんが演じることができて 感無量なのでは、と思ってます。

たまきちは ちゃぴを肩に載せて回ったり

力強くて 素敵なダンサーだから

ダンサーちゃぴといいコンビになって魅力的な舞台を見せてくれそうです!

新生月組に期待!!

ショーでも大活躍のとしちゃん(宇月颯)が役が少ない中で

目立つお役でした。

タイピストのフラムシェン、今日は海乃美月ちゃん。

歌もダンスも上手にこなして ポストちゃぴなのかな??と思わされますね。

で。

ありちゃん(暁千星)asラファエラ、なんだろー

ラファエラって何者??って思わせる出で立ち。

黒い服に黒いマント、黒いハット、黒髪のおかっぱ頭。

怪しすぎる…秘密結社か???

グルシンスカヤの付き人だけれど 立ち位置がわからん。

彼女を慕って ずっと付き人してた割に そういう熱が感じられないし。

すごく硬質で 感情を出さない人。

この役いる??ってくらい 他の人との感情のやり取りがないですね。

この作品はお披露目に相応しいのかと 疑っていたけれど

観終わって…うん、相応しいと思う!

なぜなら…

登場人物が少なくて トップコンビの出番が多いから!

男爵とグルシンスカヤは

出会って一日で恋に落ち 

その夜に男爵は殺されるという

なんとも救いのないお話かと思うけれど

人は誰でもいつかは死ぬ だから 明るく生きよう

と オットーはフラムシェンとパリへ旅立ちます。

展開が早すぎるけど そこは目をつむって・・・

チャールストンシーンは圧巻でした!

ここは必見ですね♪