今朝、THE KINGDOMの突撃レポを観ました。
そこで、驚くべき発言を耳に!
(演出家の)正塚先生が毎日観てくださってて
今日は、こんな風に演ってみようか
と、毎日演出が変わるらしいのです。 なにそれ~~![emoji:e-451]
「毎日、新鮮です!」 ← それ、違うやろーーーーっ!
正塚先生の中に確たる「THE KINGDOM」は無いのか?
幕が開いてからも、毎日試行錯誤なの??
以前、誰だったか(友人だったかブロガーさんだったか忘れた)が、
正塚先生の作品は、作っている内に形になっていくらしい、
的なことをおっしゃってました。
最初バラバラ、こねてる内に形になってくる
パン生地作りに似てますね。
これをテーマにこういう作品にしよう、っていう
明確な意思はあるのか? 無いのか?
正塚先生の作品に面白い作品(私は、カナリア、マジシャンの憂鬱が好き)
もありますが、
正塚先生のオリジナルの、
星組公演の「ダンサセレナータ」(2012年)も微妙でした。
私は星組ファンなので、なんとか見所を作って観てましたが
登場人物を愛することができず、100%楽しめなかった。
主演のちえちゃん(柚希礼音)が、ナウオンで、
イサアクを演じるのがすごく難しいです、と言ってました。
そりゃそうだわ、
正塚先生自身、
イサアクの人物を明確に描けてないのだもの、当然だわ、
と思っていました。
柚希礼音主演だから、
ダンサーの役でダンスシーンを入れておけばファンは喜ぶ。
得意の「秘密警察」を絡めてサスペンスタッチに、って・・・
安易に作ってないか?
それで、何を描きたかったん??ていう 主題の無さに orz
主人公とヒロインの再開で、ジャーンで
すべてまるめこんで最後、感動にもっていきますけど、
秘密警察も、独立運動も中途半端でしたよ。
で。
「ルパン最後の恋」という 未完の作品が原作という
入り口からして微妙な月組公演「ルパン」
その「ルパン」のスピンオフ作品だ、って聞いた時から
なんであの作品のスピンオフ??
ドナルド・ドースン(凪七 瑠海)も ヘアフォール伯爵(美弥 るりか)も
知ってるよ、確かにいたよ、でも・・・役柄に興味なーし・・・
踊る大捜査線みたいに、登場人物に強烈な個性や魅力があって、
再演を望むような声がないとスピンオフ、キビシイんじゃないでしょうか??
(誰も望んでないという・・・)
ベルばらのフェルゼン編やジェローデル編ですら
劇団の、「ベルばら」ならとりあえず集客見込めるから
柳の下のドジョウをかき集めとこう作戦が、ベルばらスピオフ。
でも、ルパンは・・・無理でしょ!
私が正塚先生の作品が苦手なだけなのかと思ってたけど
今日のかちゃ(凪七瑠海)の発言聞いて
正塚先生、舞台の本を書く力も風前の灯かとお見受けいたしました。
新しいストーリーを思いつかないから、
スピンオフでお手軽に書いたのかと邪推されても仕方ないわね。
しばらく休養して、充電し
何年後かに、マンネリ打破して フレッシュな作品を書いて頂きたいものです。
あ、THE KINGDOM、スカイステージで観ただけですけど
男役の黒燕尾、カッコ良かった~♪
最後の最後にちょっと救われますね!
ショー「Celebrity」があったから救われた。
やっぱり 宝塚は、最後は、ショー! ルンルン気分でお家帰ろ!
宝塚には、やっぱりショーが必要不可欠ですね!