宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

明日海りお主演「春の雪」よかった~!!(TOT)

明日海りお主演 宝塚・月組 バウホール公演「春の雪

 

14時30分公演を観てきました♪

 

  

 

今回の公演、ポスターもプログラムもデザインがいい!!

魅せ方を心得てる、って感じですね♪ 

 

星組の麻央侑希クンも観劇にきてました。

8列下手、観にくいかと思ったけど

段上がりで観やすかったです♪

結構 視線もらった気になりました~

 

ネタばれあります、ご注意ください

長文失礼します 

 

スポニチ・薮下さん絶賛!

観劇してきた友人も絶賛!!…の「春の雪」

出演者全員素晴らしい!と聞いていた通り、

いいお芝居でした~~

 

例えば・・・ノリノリのショーを観終わって、

満たされた気持ちで帰るときとはちょっと違って、

 

すごく余韻の残るお芝居でした。

しばらく無口になって 静かに、じわ~っとくるものに浸っていたい感じ。

 

 

原作が三島由紀夫だし 脚本はどんな感じに仕上がってるのか

気になってたのですが

三島らしい物言いも違和感なく、

小説「春の雪」を大きく踏み外すことなく丁寧に描かれていて

ものすごく良かったです!!

 

帰りに師匠と、やっぱり原作がしっかりしてるから 

見ごたえあるのかな、って話してました。

 

小難しい三島文学を宝塚の舞台にあげようとしたチャレンジ精神に脱帽!

そして成功を収めた 若手演出家・生田大和先生に拍手!

 

演出で好きな所は、清顕の登場の仕方。

ふわ~っと白い大布が行き過ぎた中から現れる・・・。

太王四神記IIで、キハが登場するときと同じ演出です。

 

 

素敵なセットで 大正期の華族の家柄の雰囲気を表現していました。

スポニチ・薮下さんが言ってた「百人一首をモチーフにした装置」って?

幕の代わりに場面転換で使われる吊りパネルが

百人一首の札の柄なんです。 

 

 

みりお(明日海りお)ちゃんの上品で端正なお顔に 

黒の詰襟が良く似合う~ 

この清顕という役は、もう、みりおちゃんしかできない気がしますっ!!

 

一挙手一投足がかっこいいーーーーーっ!! 

 

原作では、高慢で自己チューで、誠意のない男、清顕だったけど

ん・・・確かにそういう部分もあるんだけれど

上品で清潔感のあるみりおちゃんの人徳のなせる技か

まったく嫌味なく むしろ 主人公に感情移入してしまい、

切なさがぐーーーーっと押し寄せてくるのでした 

        

 

勅許が下りて いよいよ殿下との結婚が決まった聡子と

わけありの宿で一夜を共にする 清顕。

 

脱がせた聡子の着物をバサーっと

長椅子の背にかけるところがかっこよかったなー

 

あぁ 詰襟に黒のマントを翻すところも うずきましたな~

 

生田演出 真っ赤に燃える紅葉、チラチラと降る雪

ひらひらと 舞い落ちる桜の花びら・・・

美しい日本の自然美を織り交ぜた美しい舞台でした

 

生田大和先生、原作を忠実に再現して

本を読んだものとしても 満足のいく舞台化で天晴れでした。 

 

評判通り 相手役の聡子役・咲妃みゆちゃんの演技が光ってました

すごく落ち着いているというか、堂々としていて

安心して観ていられます。

 

しかも、透き通った歌声で安定感あり。

 

みりおちゃんとデュエットのところも きれいなハーモニーでした♪

 

         

 

最後のご挨拶で 

今日は、DVD撮りがあったので、緊張しましたが・・・という

みりおちゃんですが、客席では微塵も感じなかったよ~

 

 

 

 

 

明日海りおちゃんと 咲妃みゆちゃん以外の出演者について

ざっくりと感想を・・・

 

あ。私が注目したジェンヌさんだけですよ~♪

 

たまきち(珠城りょう) @ 本多繁邦

豊饒の海の中心人物である本多は、清顕の数少ない友人の一人。

研5ながら 新公主役や ロミジュリの「死」などの大役も経験して

堂々の舞台姿。

お芝居も手堅く安心してみていられます。

数々の抜擢も納得の安定感♪ 将来楽しみ!

 

としちゃん(宇月颯) @ 飯沼茂之

飯沼は、松枝公爵の父親(先代)を師と仰ぐ志高き青年。

書生として 松枝家で清顕のお守り役をしているが

身分や考え方の違いに 常に悩まされている・・・。

 

かすりの着物と袴に下駄履きで、素朴な青年役を好演。

歌も声量があって、聴き応えありました。

 

心の機微を細かく描いていて良かったです!

 

貴千碧 @ 北崎 ほか いろいろ

身のこなしにいつも視線を奪われます。 特にダンス♪ 

どこにいるかすぐわかる!

 

千海華蘭 @ パッタナディド (タイ国王子)

キュートな容姿に目が吸い寄せられる~

 

 

白雪さち花 @ 月修寺門跡

やわらかく、はんなりとした 関西弁を違和感なく操り

独特の世界を醸し出していて上手かった!

 

夏月都 @ 清顕の祖母

びっくりの老け役も 体当たりの演技でリアル!

 

月組、演技がしっかりとしていて見ごたえのある役者陣です。

 

美穂圭子 @ 蓼科(聡子お付きの老女)

雪組で経験済みのロミオとジュリエットの乳母と同じような役どころ。

もっと歌うシーンがあるかと思ったけれど あんまりなかったのが残念。

原作の雰囲気はもう少し老けてるけど、

専科の方が入られると舞台が締まりますね!

 

 

 

ふぁ~ それにしても あのみりおちゃんの 爽やかな笑顔!!

大人気なのも納得!

 

 

長文おつきあい、ありがとうございました。