宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

ジャン・ルイ・ファージョン観てきましたっ!!

ベニ(紅ゆずる)のバウホール公演主演2作目となる

ジャン・ルイ・ファージョン 王妃の調香師

9月7日 14:30公演を観てきました!

良かった~!!

泣いた~~~ 

この作品が発表になった時から

ものすごく期待してました。

私が好きなジャンルのお話だし、

原作も読みましたし、ポスター美しい夢の世界だし。

ベニは、フランスまでお勉強に行ってるし

どんなんだっ!!ってワクワクしてました

期待を裏切らない出来で

演出良し、衣装良し、舞台美術良し の

裏方3拍子揃って チャッチャッチャ 

舞台は2段上がって 八百屋舞台です

バックの絵は ラファエロボッティチェリ

絵画に出てくるようなエンジェルの図 

プチトリアノンは、ロココ調の絵が描かれた壁が下りてきて

どれもこれも 美しいのです~

そして、配役の妙もあり

出演者の皆さん、すごく嵌っていて

観ていて、その世界に引き込まれました。

本日の観劇感想、長くなるので 途中からたたみます。

ネタバレありますので ご注意ください 

まず始まる前に 毎回、「ようこそ~」とご挨拶がアナウンスされますが

星組の紅ゆずるです、の後に拍手が巻き起こった。 

幕開きは、法廷での裁きを受けるジャンルイの後ろ姿

ぜいたく品である香水を 国王一家に収めていたことが

革命軍に糾弾されていた。

無実を訴えるが、収監される。

場面は遡って ジャンルイとアントワネットの出会いの場面。

美しい~~ ベルばらの世界、夢の世界

続きは 追記の展開から▼ ↓ (ここから先が長いです 

プチトリアノンで寛ぐ王侯貴族

人気の調香師、ジャンルイが紹介され、

プチトリアノンをイメージした香水を作って欲しい、と

アントワネットが依頼した。

法廷シーンと 

アントワネット、ジャンルイの回想シーンが

交互に出てきて、お話は進みます。

昼夜、時間を惜しみ、結婚記念日も忘れて

アントワネットに依頼された香水を作るのに

余念がないジャンルイに、寂しい気持ちを募らせる妻。

臆面もなく、マリーアントワネットを褒めちぎるジャンルイ。

宮廷画家・ルブラン夫人は、ジャンルイを香りの芸術家と呼び

私は筆で美くしいものを描き出すけれど

ジャンルイは 香りで美しいものを想起させる…と褒めます。

アントワネットとフェルゼンとの出会いは仮面舞踏会 

衣装に大ぶりのラインストーンが付いていて

わかば(早乙女わかば)ちゃんも、ゆりか(真風涼帆)ちゃんもきれい~ 

音花ゆりちゃんの歌声が

天から降ってきたように美しくて

うっとりしちゃいました。 ここも泣きポイント

香りとは、目には見えないけれど確かに存在し

人の心を豊かにも 不快にもする

これ、キーワードです♪

ジャンルイは、アントワネットに、ある男性をイメージした香水を、と

頼まれます。

フェルゼンの存在を知って、彼の苦悩が生まれます。

時代の歯車は回り始めた、もう戻れない、と

王族への風当たりが強くなり始め 

国王一家の逃亡が計画され、ジャンルイは

大量の香水化粧品の注文を不審に思いアントワネットを問いただすのでした。

苦悩の表情のベニ、最近の悪役続きから一転、

主演ならではの 細かい心の動きを上手く演じていました。

牢獄のジャンルイに、マリー・アントワネット

侍女のロザリーが ジャンルイの香水を持って訪ねてきた。

アントワネットの訃報を伝えるとともに

ジャンルイが作った プチトリアノンのイメージの香水をつけ

香りを纏って 斬首台に上ったことを伝えに。

それが 最後の王妃としての尊厳なのです、とアントワネットは

誇り高く散ったのでした。

この香水をあなたに…とジャンルイに形見として渡します。

ロザリー、アントンが証言します、

牢獄でも、マリーアントワネットは

皆から慕われ、革命軍の兵士たちは花を届けていた、と。

ここで、涙、ダー  

オペラグラスでベニを見ると ベニも目に涙をいっぱい溜めている!

それ見てまた 涙、ダーーーー 

あちこちで鼻スンスン、お隣さんしゃくり上げるしで 

もう客席、感動のるつぼと化したのでした!

ロベスピエールがクーデターにより失脚、処刑され

強い意志を通したジャンルイは自由の身にっ!!

国王一家の逃亡を知っていたのに何故報告しなかったのかとの問われ、

人間の感情として 王妃の願いに従ったのであって

革命軍に反抗するつもりはなかった、と正々堂々言ってのける

一本筋の通ったジャンルイがかっこいい!

エピローグ、無罪放免になったジャンルイを妻と弟が迎えに来る

ジャンルイが、過去の佳き日を思い出していると

貴族の夫人たちのダンスの輪の中に一瞬

アントワネットの幻を見たのだった… 

一団が去った後に、薔薇が一輪、アントワネットの身代わりのように落ちていた…

いや~ (植田)景子先生、素晴らしいですっ! 

あの原作から よくぞここまで、掘り起し脚色なさいました!!お見事。

演出も素敵です!!

役名だけつけて、十把一からげでセリフ殆どなし、の

演出家もいるけれど、

それぞれが それぞれの役でキラキラ輝ける脚本でした

ひとりひとりのキャラも立っていて

時代背景も分かりやすく、美しく、

夢のようでした。

演出も、最後のバラもそうですが、随所に

おっと思うところがあって上手かった。

ジャンルイの、フェルゼンに対する嫉妬心めいたものは

描かれていますが、あまり強調されてはいませんでした。

(身分違いとあきらめている部分があったためか…)

ベニが堂々のセンターっぷりで

歌が安定して聴かせてくれました

スレンダーな立ち姿もかっこよくて、

ゴール射程距離に入っている余裕の演技でした!

真風っちの存在感が、恐ろしく増していますっ!!

早くこの先どんな風に成長していくのか

観たくてたまりませんっっ!!

本当に楽しみなジェンヌさんです。

わかばちゃんは、声の通りがイマイチだったけど

今回は気にならなかったです。

新公などで経験を積み 精進して上手くなってきたのでしょうか?

華やかなヴィジュアルだし 推されているので

更に 芸に磨きをかけて欲しいと思いました。

キュートな綺咲愛里ちゃん、星組96期のスターですね。

ランスロットから、いい役をもらい、

ダンサセレナータでは、真風の相手役に大抜擢。

今回も、主役の妻役を落ち着いて演じてました

立ち居振る舞いがすごくエレガントで好感♪

美城れんさんが、重要な役どころに抜擢

オーシャンズ11、ダンサセレナータなどで

老け役をされてましたが、芝居のスパイスになっていました 

フィナーレのダンスもよかったです!

ベニがお着替えで出てくるまでの間

真風ゆりかちゃんがセンターで踊ってましたが

トップの風格が漂ってました!

娘役さんの衣装が真っ白のロングチュチュで

扇子を使って、とてもエレガントな「舞い」

ベニはシルバー系のキラキラタキシード

わかばちゃんの白のドレスはお花がいっぱいついていて

大きなバックリボンがかわいかったです♪

最後のメンバー紹介の音楽が最初ピアノとバイオリンだけで寂しかったわ

曲調は、長調なんだけど 生オケでもないし

インパクトに欠けました…

二回目の挨拶の時に「また観にいらしてください」を噛んで

客席からどよめきのような笑いが漏れ

自分で頬をぴしゃぴしゃ叩くベニなのでした… 

おしまい

会場の廊下に、ベニのサインの入ったカードがおいてあります。

この裏側に香水を吹いて持って帰ってね、というサービス

バッグの中から、バラの香りが~

そして 今も、私の鼻孔をくすぐるバラの香り♪ かぐわしい

私はグリーンノート系が好き、友達はシトラス系が好き…

とはいえ、やはりローズの香りは華やかな気分にしてくれますね

さすが お花の女王です 

このカードを お店に持って行くと

ボディミルク 6mlをプレゼントしてもらえるそうです。

その場でくれない(紅だけに…)所が、ロクシタンもショーバイですね。

おまけ 朝日新聞エンタメ 香り立つ色男 宝塚星組・紅ゆずる

    スポニチ・藪下さんの記事

最後までお付き合い頂きありがとうございました。