宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

宙組「美しき生涯」観劇♪

星組のノバボサ千秋楽から一週間

 

宙組公演美しき生涯 観劇してきました

 

私の短い宝塚観劇の歴史の中で 宙組はまだ2回目

 

星組から 組替えしたテル(凰稀かなめ)を観るのが第一の目的

疾風(はやて)という茶々に想いを寄せる忍びの者(甲賀忍者)の役です

 

そして、脚本・大石静 音楽・大島ミチル

座付きでない彼女たちが手がける宝塚作品はどんな風に仕上がるのか?

 

久しぶりの和物ですし 大河ドラマ「江」にリンクしているところもあり

戦国武将もの、となれば やっぱり一度は観てみたい!

 

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専科から 芸達者な未沙のえるさん(豊臣秀吉)と

歌のお上手な美穂圭子さん(豊臣秀吉正室・おね)が出演され

舞台に厚みが増していました

 

 

非業の死を遂げた 武将・石田三成の生涯、

茶々との叶わぬ愛と 秀吉への忠義

その間で苦悩する三成

 

この構図は、ズドンと心の中心を撃ち抜かれるような

悲恋ものですね~

 

柴田勝家の北の庄が落城する際

母・市と共に自害しようとした茶々を救い出した三成

生きろ、と諭す、 そなたを生かすことが愛なのだと。

 

琵琶湖のほとりで 三成に見守られつつ過ごす茶々

湖に遊ぶつがいのおしどりを見て、こうなりたい、

と三成に 暗に 想いを寄せていることをほのめかす茶々に

三成は 寿命の短い鳥だ、と にべもない

 

本当は痛いほど 茶々の思いを分かっているのに

茶々の愛に応えられない身分であり立場にあるわが身・・・・

それゆえに、厳しく自分を律している三成 あぁ・・・

 

 

浅井家の忍者の疾風(はやて)もまた

茶々に惹かれているが、 気持ちを封印して

遠くから見守っている 

影の薄い役ですがテルがかっこいい

 

自分の気持ちをストレートに表現するのは

茶々ただひとり。 なかなか男前な女性に描かれていました

 

秀吉の死後 天下分け目の戦い

味方の武将が次々に 敵方に寝返り 敗れた三成は

打ち首の刑に処され 非業の死を遂げた

白装束で刑を待つ三成の姿は 胸に迫るものがあります

 

家康の進軍で、大阪城が焼け落ち

城と運命を共にした茶々(淀)は

天国で今度こそ、三成と 永遠の愛で結ばれる・・・

めでたし、めでたし・・・・ん?

宝塚的無理矢理happyend (ロミジュリでも) 

 

誰がために鐘は鳴る」の、えっ?終わり??っていうエンディングより

もやもやしなくてよかった

 

 

三成の心のうちを知っているのに

茶々をわが元へ寄越せ

もし 嫌というなら お前が茶々を斬れ、と

三成に命を下す 豊臣秀吉・・・鬼!

 

豊臣家の家臣 七本槍を演じる7人が目に楽しいです

戦国物のゲームから抜け出したような衣裳も素敵

宙組のジェンヌさんは 殆ど知らないのですが

鳳翔大さんにちょっと注目~

 

和物のせいか 外国人の方がちらほらいらしてました

きっと あの日本情緒あふれる舞台や美しい衣裳や舞を

たっぷり楽しんで帰られたことでしょう^^

 

 

大石静脚本・・・特に真新しさは感じられず、残念

演出が座付きだから まぁ こんな感じ? 

音楽も特に印象に残らずでした

 

私の宙組への愛が足りないのか???

 

ショーについては 又明日~~~