宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

あさちゃん♪彼方クン大熱演!アンナ・カレーニナ観劇♪

昨年末 東京で幕が開いたアンナ・カレーニナ

早いもので今日千秋楽を迎えますね♪

先月 2/18の 兵庫公演をパスしてしまったワタクシ

絶対観たい~!と

おけぴで チケット譲って頂いて 昨日の大阪公演を観劇できました

行けてよかった~!

昨日、水曜日は宝塚お休みの日、ということもあって

花組ご一行様が会場に観劇に来られてたようです

私は アルプススタンドの超高いところからの観劇でしたが

オペラを使えば 舞台は私のもの、平気だい!

さて、アンナカレーニナの感想です ↓

「女優」のあさちゃん(瀬奈じゅん)を初めて拝見 

おぉ~、高い声だしてるよ~!!

目線の配り方や 身のこなし

完全に女優さんになってましたね

女性役でのラブシーン、 どんなんかな~?って

ちょっとドキドキでしたが 

女優2作目ともあれば 慣れたもんでした ほっ

(あんまりぎこちないと 夢からさめちゃいますからね・・・)

大胆なベアトップのドレスもあり がんばる麻子^^

ヴロンスキーに送る眼差しがかわいかった おっ、女優!

一番の泣きポイントはやはり 2幕の息子セリョージャを思っての熱唱!

あさちゃん、アンナになりきって 大熱演!

私が注目する伊礼彼方くんも

人妻・アンナに一途な愛をささげるヴロンスキー伯爵を

演じて秀逸でした (←かなり贔屓目)

歌も堂々としてきたし。

2009年のエリザベートでのルドルフを観たのですが

あの頃とは、存在感が全然違います! 頼もしくなってた!

今後もますます楽しみっ!

運命に翻弄される2人の狂おしいまでの愛

夫・カレーニンからの 譲歩もあったのに

それを拒み 最後は狂気へと走ってしまったアンナ

胸がキューンと痛くなる

 

そんな辛く重苦しい アンナとヴロンスキーのシーンとは対照的に

リョービン役・葛山信吾さん、 キティ役・遠野あすかさん 

兄・スティーバ役・山西惇さんが とてもいい味を出していました

それぞれの掛け合いが、楽しい! 面白い! 笑える!

この人たちが出てくるシーンは ホッとさせてくれる

一服の清涼剤のようでした ^^

あさちゃんと彼方くんの幸せいっぱいなシーンは

麻ちゃんをモデルに絵を描く彼方クン、のシーン

ベアトップドレスでダンスを踊るシーンくらいで

アンナとヴロンスキーが恋に落ちていく所を

もっと時間をかけて丁寧に描いていたら

その後に訪れる 苦悩の時間が更に悲しく心に迫った事でしょう

幸せと不幸の落差を見せて欲しかったナ

 

舞台は シンプルですが、ライティング(照明)が素敵でした

遠くから見てたので その効果がよく分かりました

出演者、演出家には全く責任のないことなのですが・・・

タイトルロールであるアンナカレーニナと言う人物に同情できず

完全に嵌りきれない気持ちの悪さが残ったのも事実。

主人公に感情移入して 一緒に涙を流せたらいいのですが

アンナよ、それは あんたが間違っている!と

叱りつけたくなる様な 自己チュー女なのですよ 

原作がそうなのだから仕方がないのですけども。

ちょっとイライラさせられるんですね 

夫を裏切り、 若い男性との愛に身を焦がし

子供まで宿して、彼の元に走ったアンナ

夫に恥をかかせ、夫と子供を見捨てたにも関わらず

子供に会いたさにいたたまれず 

夫の家を訪ねる厚顔無恥

自分勝手な愛に走っておきながら わが子までも自分のものにしたいとは!

そんな自分に都合のいいことばかりまかり通る世の中ではないのに。

そう言う行動は ひたすらにアンナへの愛を貫く

ヴロンスキー伯爵に対しても失礼ではないか?

アンナ・カレーニナに駄目出し~

いや、舞台そのものは とても見応えがありました!

面白かったです!

アンカレ・カンパニーの皆様お疲れ様でした~!