宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

映画「おとうと」を観て来ました (^-^;)

1週間のご無沙汰でした・・・by 玉置宏 (先日他界)

今日は 映画「おとうと」を観て来ました

山田洋次監督作品ということで あんまり興味がなかったんだけど

ちょうど封切りになる頃に

毎朝観てる 「めざましテレビ」で 面白そうな感じで紹介してたし

友達も ぜひ観たかった、というので 行ってきました

上映館では 高齢者の皆様がいっぱい! 平均年齢高し!

私たちは 最年少でした~ (^-^;)

お年寄りが多い劇場っていつもこうなのかどうか、知らないけど

ゆる~い空気が支配しています

ちょっと心に留まる場面があったら あっちでヒソヒソ(*´艸)(艸`*)

こっちでクスクス おしゃべりが・・・(;´Д`) 後にして。

観るにあたり レビューを読んでおいたのだけど

ん~ 賛否両論ありますねぇ

で、私の感想と言えば・・・

以下ネタばれ注意 

この映画は 家族の問題だけじゃなく、終末医療のことなども描かれているのですが

なんだか 冒頭から しっくり来ないものがあり

気になって ストーリーそのものに没頭できなかった (。´Д`)

吉永小百合さん演じる姉・吟子と 鶴瓶さん演じる 問題児の弟・鉄郎の対比が軸になってるけど

本当の姉弟という感じが全くしない、嘘っぽい だから嵌れなかったー

消化不良のままストーリーが展開していく~

それは何故か?

今時こんな大阪弁、しゃべってないよ!ってくらいの べったべたの大阪弁の鉄郎

一緒に育ったはずなのに 標準語で話す吟子

普段標準語で話してても、家族や同郷の友達と話すときは 方言が出るものなのに。

ときどき 大阪弁になる吟子さんですが なんかしっくり来なかったなぁ~

そして・・・いくら不出来の弟でも 吟子、甘やかし過ぎ!!!!!!!

そんなだから、鉄郎は 人に迷惑かけても 姉が尻拭いしてくれる、と

ますますテキトーな人生を送るんじゃないかっ! 

人に優しくするにもTPOがあるんじゃないの?

本人の為にならないような 思いやりを見せる吟子に苛立ちを覚える

それを美談ぽく扱ってる気がして 不満です

吉永小百合さんと鶴瓶さんがスクリーンを埋め尽くしてるけど

脇役の皆さんが とてもいい味を出していて 

そちらを観ているほうが楽しかったな~♪

蒼井優ちゃん 加瀬亮くん そして、森本レオさん 笹野高史さんコンビが楽しい♪

嫌味なおばあさんを演じたら天下一品の加藤治子さんが発する一言が ピリッと嫌味が聞いてて笑えます

最後の終末ケアの介護施設での石田ゆり子さんが良かった♪

息を引き取った鉄郎にかける言葉にホロリ・・・

小日向さんもいつもながら軽妙な演技で さら~っと自然に演技されてるので

ほんとにこういう所長さんがいるんだ、と思っちゃうくらいでした

グリーンハウスのような介護施設が 本当にあったらどんなに心強いことでしょう

家族の最期を「看取る」という事を考えさせられました

それに引き換え・・・って大女優をこき下ろすのも気が引けますが

吉永さんって、演技下手? 一本調子というか 優等生なだけで朗読調というか・・・

台詞棒読み 感情こもってない~! 平板な演技・・

もっと「感情の発露」というものを見せて欲しいですね

(これを抑えた演技、というのでしょうか? 監督の意向なのでしょうか?)

今日 初めて「吉永小百合さんの演技」を観ましたが いつもあんな感じなの?

サユリストの皆様、ごめんなさい 

鶴瓶さんは 演じるところの 鉄郎が 蒼井優演じる 姪の小雪の結婚式に突然やってきて

祝詞を、とホテルの人に渡されたマイクを握り

将棋の坂田三吉と妻・小雪の掛け合いを語るくだり は流石、落語家!名調子です 

俳優も板についてきましたね

とにかく 昭和の香りがプンプンする映画でした ☆2つだな・・・(5点満点で)